いつもポケットにショパンのあらすじや結末とは?くらもちふさこの

いつもポケットにショパンのあらすじや最後とは?

いつもポケットにショパンはくらもちふさこ
さんによる漫画です。

 

漫画雑誌「別冊マーガレット」にて
1980年2月号から1981年7月号まで連載
をされました。

単行本は全4巻です。

作者であるくらもちふさこさんが
高校時代までピアノを習っていたことが
作品の題材としてクラシックが選ばれた理由
ということです。

 

演奏シーンでは音符や効果音を入れず
演奏者の指の動きや表情、コマ割りを工夫
することで楽曲の叙情性を表現しています。

 

連載中には作品内容がドラマレコード
化されています。

いつもポケットにショパンの
あらすじや概要とは?

 

「クラシック音楽を題材とした作品です。
幼馴染の須江麻子と緒方季晋は同じピアノ
教室に通う仲だったが季晋が中学進学と
同時に西ドイツへ留学したために音信不通
となりました。
別々の高校へ進学して再会を果たしますが
季晋は麻子をライバル視して距離を置くように
なっていました。
そん背景にはともにピアニストだった
2人の母親の因縁が関わっていることが
明らかになります。
自分のピアノの実力を過小評価していた
麻子でしたが徐々に才能を開花させていく
ことになります。」

いつもポケットにショパンの最後の結末とは?

 

くらもちふさこさんの画像はこちらから

いつもポケットにショパンの
登場人物は?

須江麻子(すえあさこ)
主人公で白川音楽学園高等部に在学
しています。
不器用な性格でそのことをコンプレックス
として抱えています。
地震のピアノの実力も過小評価して
幼馴染の季晋や上邑 に対して引け目を
感じていました。
しかし音楽教師の松苗から誰の真似も
できない独自のスタイルを自分自身で
みつけるように指導を受けたことを
契機に徐々に才能を現すことになります。

 

緒方季晋(おがたとしくに)
麻子の幼馴染で堂園音楽学園高等部に
在学しています。
小学校卒業と同時に母とともに西ドイツ
へ留学したが留学2年目に列車事故に巻き込まれ
重傷を負いました。
事故後に日本へ帰国して堂園音楽学園に
進学し上邑 や二階堂らと各地のピアノ
コンテストにおいて上位をしめることから
堂園三羽烏と呼ばれています。

 

上邑 恭二(うえむらきょうじ)
堂園音楽学園から白川音楽学園に
編入をしています。天才肌のピアニスト
だが持病のぜんそくが悪化したために
白川音楽学園に転校してきた。

 

須江愛子(すえあいこ)
麻子の母で国際的なピアニスト。
気難しい性格の持ち主で麻子とはたびたび
衝突をします。

 

緒方華子(おがたはなこ)
季晋の母。元ピアニストで麻子の母
愛子とは友人でありライバル関係にありました。
しかし、過度の練習によって腱鞘炎を患って
ピアニストとしての道を絶っています。
季晋と西ドイツへ渡りましたが
列車事故にあって死去。

 

松苗(なつなえ)
白川音楽学園の音楽教師

二階堂まりあ(にかいどうまりあ)
堂園音楽学園高等部に在学。

 

気になるいつもポケットにショパンの
最後であり結末ですが・・・

主人公である麻子は悩みながらも
才能を開花させていきます。

 

季晋は母親がピアニストをやめたこと
を麻子の母親のせいだと思い込み
苦しんでいたんですが・・・

 

自分の体がどんどん疲弊しているにも
かかわらずにピアニストとして
成功するために手をとめることを
しませんでした。

 

しかし・・・・・あるとき
季晋は母親があまりにも練習のしすぎで
腱鞘炎を慢性化させていたことによって
ピアニストをやめざるを得なくなった
ことを知るのです。

 

そして麻子の母親である愛子からの
日記を読みました。
「幸せになりなさい。あなたはもっと
自分を大切にしてもいい。あなたは
お母様のために弾くのではなくお母様と
一緒に弾いているのです。
自分をダメにすることは、あなたの大切な
お母様をだめにしてしまうことです。
誰でも考え方ひとつで幸せになれるのでは
ないかしら」

 

ピアノのコンテストに出場をした
季晋の奏でる音に麻子は泣き出し
氷が溶けていったようです。

 

季晋とまりあは予選を通過しました。

そこで・・・季晋は麻子に会い抱きしめ
こう伝えます。
「ショパンのソナタを弾き終えた時
ピアノを続けたいと思ったよ
だからおふくろのようにこれ以上
手をダメにするわけにはいかない」

 

と本選を棄権することを伝えました。

 

といつもポケットにショパンをの最後は
迎えられました。

 

単行本では4巻で結末を迎えるストーリー
で少しものたりないのでは?とも思われ
ますが・・・

 

さすがくらもちふさこさんの作品といった
感じですべてをうまくきれいにまとめた
作品となっています。