動物に育てられた人間!日本にいるのでしょうか?

外国の野生児のことも調べてみました

 

動物に育てられた人間!日本には?

動物に育てられた人間は物語の世界の話ではなく実際にあることです

そのような子供が世界で発見されているのも事実です

 

では、日本でそのような事例はあったのでしょうか?

 

最初に説明すると動物に育てられた人間というのは

野生児という名で呼ばれます

野生児とは

 

1 動物に育てられた子供

(狼・熊・豹・豚・羊・猿・ダチョウ)などの事例がある

2 孤独な子供

(ある程度成長したあとに森などで捨てられたり遭難したりする。

人間に接触することがない)

3 放置された子供

(幼少期に適切な養育をうけずに長期間にわたって 幽閉されていたり、放置される)

 

過去の情報などを探したところ動物に育てられた人間というのは

日本では見つかっていないようです

 

しかし!3にあたる放置された子供の例はあります

 

ケース1

1970年代に3.3平方メートルの囲いの中に 2年間以上監禁された

女の子が救出されています

当時6歳で1歳半程度の発達だったそうです

 

しかし救出された3年後には運動能力も回復し

中学校を卒業して高校にも合格できたそうです

 

ケース2

1972年に山梨県で6歳女児と5歳の男児の姉弟が

37歳の実父に1年半監禁されていました

2人は身長が80cmで体重が8kgしかありませんでした

歩行も喋ることもできなかったそうですが

救出後は順調に発達をして現在は2人とも 子供も持っているそうです

 

日本には広大な土地が少ないことや四季があることや

動物の絶対数が少ないことから

動物に育てられた子供というのはいないようですね

動物に育てられた人間の発見が多いインドは

狼を殺さないというヒンズー教徒の

習慣があることも要因だといわれています

 

 

動物に育てられた人間の実話

世界には様々な動物に育てられたと思われる人間が発見されています

 

デビルズリバーの狼少女

1845年にメキシコのデビルズ川付近で狼の群れの中に

10歳くらいの少女が発見されて 捕まえたところで、

狼の群れが襲ってきて そのすきに逃げられて、

その後はわからないそうです

 

アヴェロンの野生児

1797年に南フランスのタルヌ県でとらえられた少年

医師による熱心な人間化の教育が行われた

 

カマラとアマラの狼少女

狼に育てられたことで有名なのがこの2人です

1920年にインドのカルカッタのジャングルで 発見されています

発見当時の推定年齢は8歳と1歳半 連れさらわれた

時期は2人とも生後半年ぐらい

 

2人とも言葉もしゃべれず4つんばいで歩いた 脚の指は開いて、

手は長かった 好きな食べ物は生肉だったそうです

昼の光を嫌って、夜になると吠えていたそうです

 

2人はほとんど言葉を覚えなかったそうで

1歳半で見つかった少女は1年後に病死

8歳で見つかった少女は17歳で亡くなりました

2本足で歩くようになったのは

5年目からだったそうです

しかし急ぐ時は4つんばいだったそうです

 

チンパンジー少女

アフリカ西海岸のエラレオネ共和国で

イタリア人宣教師が偶然チンパンジーの群れの中で

生活している人間の子供を発見しています

 

子供は黒人で7~8歳ぐらいだったそうです

人間と一目でわかるのに完全にチンパンジーの

群れになじんでいたそうです

 

生まれたときからチンパンジーに育てられていて

言葉がしゃべれないし

食べ物は床に這いつくばって食べていたそうです

 

立って歩かせようとすると すぐに嫌がって4つんばいになったそうです

キーッキーッと奇声も発していたそうです

夜空の月を見て寂しそうに声をあげていたそうで

チンパンジーの群れから引き離したことが

良かったのかと神父さんは語ったそうです

 

ラムーという狼少年

インド北部で走っている汽車の中に 少年は発見されたんです

4つんばいで、全裸で髪は伸び放題で 身体はよごれていました

歯をむきだしてウウーッと威嚇して

全く言葉は 喋らなかったそうです

年齢は10歳ぐらいに見えたそうです

 

床のボウルの水をピチャピチャ舌を出して飲み

食べ物も手では決して受け取らずに

口でしか受け取らなかったそうです

 

食べ物に関しても生肉しか食べなかったそうで

他のものは一切口にしなかったそうです

 

狼に育てられたジュマ

旧ソビエト領内にトルクメニスタンという国がある。

その国で

1957年4月に森の中の洞穴で発見されています

 

狼が出てきた穴から続いて出てきたのが

人間の子供でした。4~5歳ぐらいの子供でした

 

手のひらとヒザに硬いタコができていたので

普段から4つんばいで生活しているのはあきらかだった

 

食べ物は手は使わず口だけで食べる

大きいほうのをした後ににおいをかぐ

夜になると月に向かって吠えるという 狼そのものの生態でした

 

ジュマに対しての方針は人間的教育を行わずに 観察ということでした

何も強制せずに好きにさせるいきかたでした

 

その後人間らしい教育も行われましたが

10年たって、3~4歳のことができるようになったんです

 

しかしその後施設を転々とさせられ いじめにあい、

狼としての習性に逆戻りして しまったこともあったようです

1998年の段階では推定46歳になっていました

現在の生死はわかっていないようです

動物に育てられた人間は戻れない?短命!

人間の脳というのは3歳までが重要といわれています

 

3歳までに人間的な生活をしていないと

それ以降にどれだけ人間的教育を施しても動物から人間に

なることはできないようです

 

そのため、赤ちゃんのときに動物に育てられた人間は

どの例をとってみても通常の状態には戻っていません

 

人間の脳において重要なのは3~4歳までといっても過言ではないようです

 

動物に育てられた人間が、人間社会に戻った後に非常に短命なのも

共通しています

その理由として考えられるのが

環境の大きな変化だといわれています

 

もし私たち人間が、動物社会に放り込まれて生きた動物を殺し

その生肉を食べ、草を食べ一切の人間とのかかわりもなく生活していくとしたら

どれだけの年月生きられるのか?と考えると

同じことだそうです

 

環境による体調の変化よりもストレスによる痛手が

大きいようですね

 

唯一長生きをしていたジュマに関しては

当初は人間としての教育を施さずにほぼ自由に生活を

させていたことが長生きにつながったのではといわれています