桂二葉の結婚相手は誰なのか?落語の世界に身を置くことになった壮絶な経歴

桂二葉の結婚相手は誰なのか?落語の世界に身を置くことになった壮絶な経歴

桂二葉の経歴

桂二葉さんは上方噺家として活躍をしている方です。

桂二葉さんは1986年8月2日生まれで、大阪府大阪市東住吉区出身です。

本名は「西井史(にしいふみ)」さんです。

駒川中野出身で、京都橘大学文学部文化財学科(仏像専攻)を卒業しています。

スーパーマーケット青果部正社員を経て、2011年(平成23年)3月9日に桂米二に入門しています。

2021年に「令和3年度NHK新人落語大賞」で『天狗さし』を演じ、女性として初めて受賞しています。

2022年4月16日に池袋演芸場で落語芸術協会四月中席夜の部(主任:柳亭小痴楽)の日替わり出演枠に顔付けされ、江戸落語の定席興行に初めて出演して『天狗さし』を演じました。



2022年8月31日で米朝事務所を退社し、9月よりステッカーに所属しています。

2023年5月からバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)に新探偵として加入をしています。落語家として加入するのは桂小枝が降板してから10年ぶりであり、女性の落語家が探偵になるのは初めてのこととなりました。

桂二葉の結婚相手の真実とは


桂二葉は現在注目度が高い上方噺家さんです。可愛らしい見た目も相まって結婚をしているのか気になる方が多いようですね。

桂二葉さんは年齢的にも結婚をしていておかしくないことや男性ファンを気にしているという活動形式でもないため結婚をしているのでは?と思う方も多いようですが、現在まで結婚はしていません。

過去には「落語家としての活動が第一ではあるが、家庭も大切にしたい」という趣旨の発言が見られるために結婚願望がないというわけではなさそうですね。

一部週刊誌で桂二葉さんが舞台の楽屋で指輪を着用していたという情報があったようですが、ファンの間では結婚指輪などの類ではなくおしゃれの一環ではないかという意見も多く見られるようですね。

桂二葉の好きなタイプとは




桂二葉さんは過去のインタビューで「一緒にいて笑いのセンスが合う人が理想」ということを話していたことがあるようです。さらには「落語に理解があり、仕事を応援してくれる人がいい」という発言もあったので、仕事と家庭を両立できる相手を希望しているようですね。

基本的にはどんな人でも今までの自分の仕事を否定されたり活動を邪魔されるようでは生きていくのが辛くなるのでお互いを尊重できる相手というのはパートナー選びで重要な項目になってきますね。

2025 年には『情熱大陸』にも出演し、「“女流”ってよく言われますけど、なんか“二流”って言われてるようで、めっちゃ腹立つんです」という強い思いを吐露。男性中心だった落語界に、一石を投じる存在として称賛されています。

このような発言から仕事への熱意がありすぎて恋愛どころではないかもしれませんね。

桂二葉が落語の世界に身を置くことになった壮絶な経歴

幼い頃の彼女はどちらかと言えば引っ込み思案で、授業中に手を挙げることも少なく、周囲の目を気にしながら静かに日々を送っていたそうです。しかし、クラスで「お調子者」の男子たちが無邪気に振る舞う姿には、どこか羨望のまなざしも向けていました。

そんな彼女が落語と出会ったきっかけは、たまたまテレビで見た笑福亭鶴瓶師匠。

スクリーン越しに見たその存在に心を奪われ、「生で見たい」と寄席へ足を運びました。そしてそこで、まさに心の鎖を解き放つような衝撃を受けたのです。「ここなら、アホなことができるやん!」その時、彼女の胸には、「落語家になりたい」という確かな気持ちが芽生えたそうです。

京都橘大学 文学部文化財学科に進学。大学生活では博物館学芸員の資格や書道5段の腕も磨きました。根底に流れるのはいつも「落語家になりたい」という想いでした。指定校推薦と奨学金の力を借りて形になった大学進学でしたが、心の火はいつも、高座を目指すものでした。

卒業後はスーパーマーケットの青果部で正社員として働く日々。夜遅くまで働く中で、落語家になる夢を胸に秘める彼女の決意は揺らぐことなく、2011年3月9日、一歩を踏み出しました。桂米二師匠の元へ入門し、同年9月には梅田太融寺で「道具屋」によって初舞台を飾りました。古典落語の世界に身を投じた瞬間でした。

桂二葉の修行の日々。から摩擦




入門後の修行は想像以上に過酷でした。月に二度ほど師匠の稽古に通い、口移しでネタを覚える厳しさ。覚えるのに10ヶ月もかかった最初の演目「道具屋」は、その象徴でした。「3年間で10本覚えるのが基本」と言われる中、彼女は自分のペースで前に進み、少しずつ自信を築いていったのです。

女性落語家に掛けられる厳しい言葉は多く、「女には古典落語なんかできるわけがない」とまで言われました。しかしそのたびに、彼女の中で燃えるような反骨心が芽生えました。修行の中で師匠や先輩が優しく支え、泣きながらも続けられた。悔しさの先に、彼女だけの高みへ向けた道が見えていたのです。

努力と情熱がついに形となったのは、2021年。女性として初めて、「NHK新人落語大賞」で大賞を受賞したのです。その演目は「天狗さし」。師匠の伝統を受け継ぎつつも、自らの言葉で語るその高座は、満場一致の評価で栄冠を掴み取りました。

受賞の瞬間、彼女は感情を込めて「ジジイども、見たか!」と吐露しました。それは、女性として長らく肩をすぼめてきた落語界への鮮やかな一撃だったのです。その言葉には“打ち勝った”という喜びだけでなく、新たな変革への祈りさえ込められていたのでしょう。

この快挙を機に彼女の世界は一気に広がります。テレビへの出演、ラジオのレギュラー、冠番組、著書、連載――その多彩な活動は芸の枠を越え、多くの人々の心をとらえて離しません。

桂二葉さんが選んだ道は決して平坦ではありませんでしたが、その歩みの一つ一つが、未来への光となって輝いています。