ユリゴコロのあらすじや結末が衝撃的で!吉高由里子の殺人者役が!
ユリゴコロの作者の壮絶な半生とは?
ユリゴコロは2011年4月に発表されたミステリー
小説です。
ユリゴコロの作者は「沼田まほかる」さん
1948年生まれで大阪府出身の方です。
実家はお寺です。
沼田まほかるさんは「大阪文学学校」を卒業
して、若くして結婚をし主婦をしていました。
しかし、堺の母方の祖父の後継をたのまれ
夫が住職となりました・・・・
その後離婚をして自信が僧侶となりました。
40代半ばで知人と建設コンサルタント会社
を創設したんですが、10年ほどで倒産を
しました。
50代で初めて書いた長編「九月が永遠に続けば」
で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞して
まさに56歳という遅咲きのデビューとなりました。
その後・・・作品がヒットをなかなかせずに
くすぶり続けていましたが・・
2012年に「ユリゴコロ」で第14回大藪春彦賞
を受賞し、本屋大賞にもノミネートをされて
既存の文庫が一気に売れ出しました。
面白い作品を世にだしても注目されるか
どうかの運が作者の今後を握っているといった
感じですね。
ま・・・運も実力のうちといいますから。
ユリゴコロのあらすじや結末が衝撃的で!吉高由里子の殺人者役が!
ユリゴコロは人気女優である吉高由里子さんが
殺人者の役となって映画化されることになりました。
そこで気になるのが「ユリゴコロ」とは
どんな内容でどんなあらすじの小説なのか?
2012年に本屋大賞にノミネートされるぐらいの
注目作品でかなりの売れ行きをほこりました。
本屋大賞とは?
全国書店員が選んだ一番売りたい本という
ことで毎年発表されています。本に一番近い
書店員が選んだ本ということで必ずといっていいほど
面白いといわれていることから本屋大賞に選ばれた
作品はかなりの売れ行きになります。
簡単に把握する「ユリゴコロ」のあらすじは
・主人公が実家で見つけた「ユリゴコロ」という
4冊のノート
・「ユリゴコロ」のノートには殺人をしてきたという
告白文が書き綴られていた。
・ノートの書き手は誰なのか?ノートに書かれている
殺人は真実なのか?
・主人公の母親が死に恋人が失踪した意味は?
といった感じになりますね。
殺人とは必ず意味があるもの・・・つまりは
殺す相手に殺意を抱くようなできごとがあったとき
と思いますし、現にそういうものです。
しかし、現在では誰でもよいから人を殺したい
という殺人が目につくようになってきました。
その殺人をしたいという気持ちがいわゆる人格を
形成する途中でおこったものなのか?それとも
薬などによる幻聴なのか?それとも・・・・
生まれ持ったサイコパス的なものなのか・・・・
ノートに書かれていた気持ちには誰かを殺す
ことで満たされないなにかを満たそうと気持ちが
垣間見えます。
人間とは理由があるものよりも理由がないものに
恐怖を覚えますし意味がわからないものには
脳が処理をしきれないなにかを感じてしまいます。
ノートに書かれた言葉で
「私のように平気で人を殺す人間は脳の仕組みが
普通と違うのでしょうか」という言葉があります。
まるでジェットコースターのような小説で
どんどんと読み進めてしまうという内容に
なっています。
読者の多くの感想は結末が納得いくもので
嫌な気持ちにならなかったと語っています。
しかし、なかにはラストがあれ?こんな終わり方?
殺人鬼なのにつかまらないって・・・
といった納得のいかない感想をいっている方も
いるようですね。
あくまでも小説を読んでの感想はその人の
送ってきた人生が反映されますし、自分の
環境や気持ちによってもまったく別の感想を
もつのかもしれません。
特にミステリー小説などは謎がどけない山場が
一番ドキドキして面白いのかもしれません。
いわゆるマジックのネタがわかるとがっかり
する的な感じかもしれません。