林眞須美の冤罪説に迫る!真犯人と真実は解明された?闇に葬られた?

林眞須美の和歌山毒物カレー事件とは?簡単まとめ

林眞須美死刑囚は和歌山毒物カレー事件
の犯人として死刑が確定しています。

 

和歌山毒物カレー事件とは?

1988年7月25日夕方に和歌山県和歌山市の
園部地区で行われた、夏祭りにおいて
提供されたカレーに毒物が混入された事件です。

カレーを食べた67人が腹痛や吐き気などを
訴えて病院に搬送されて、小学校4年生の
男子児童と高校1年の女子生徒、
園部第十四自治会の会長と副会長の
4人が死亡しました。

 

被害者は会場で食べた者や自宅に持ち帰って
食べた者などで、嘔吐した場所も様々
だったといいます。

 

異変に気付いた参加者が
「カレー!ストップ!」と叫び一連の
嘔吐がカレーによるものと発覚しました。

 

当初保健所は食中毒によるものと判断しましたが
和歌山県系は吐瀉物を検査して青酸の反応が
出たことから青酸中毒によるもと当初は
判断されました。

 

しかし症状が青酸中毒と合致しないという
指摘を受けて、警視庁の科学警察研究所
が改めて調査して亜ヒ酸の混入が判明しました。

 

1998年10月4日
知人男性に対する殺人未遂と保険金詐欺の
容疑で元保険外交員で主婦の林眞須美が
別の詐欺及び同未遂容疑をかけられた元
シロアリ駆除業者の夫とともに
逮捕されました。

 

林眞須美は容疑を全面否認したまま裁判
へと臨みました。

 

裁判で検察側が提出した証拠は1700点
1審の開廷数は95回で約3年7ヶ月に及びました。

 

2審は結審まで12回を要しました。

上告審では弁護側は
「地域住民に対して無差別殺人を行う
動機は全くない」と主張したのに対し
最高裁では判決で
「動機が解明されていないことは、被告が
犯人であるとの認定を左右するものではない」
と述べ、動機を解明することにこだわる必要が
ないとう姿勢を示しました。

 

2002年12月11日に和歌山地裁で開かれた
第一審判決公判で、小川育央裁判長は
殺意とヒ素混入を認めた上で
検察の求刑どおり死刑判決を言い渡しました。

 

林眞須美側は大阪高等裁判所に即日
控訴しました。

 

2009年4月21日に最高裁は
「鑑定結果や状況証拠から、被告が犯人で
あることは証明された」と述べ林側の上告を
棄却しました。

 

判決訂正も5月18日付で棄却したために
林眞須美の死刑が確定しました。

戦後日本では11人目の女性死刑囚となりました。

2018年林眞須美は大阪拘置所に収監されて
います。

 

2014年3月には支援者の釜ヶ崎地域合同
労働組合委員長・北大阪合同労働組合
執行委員長「稲垣浩」と養子縁組をしています。

 

林眞須美は和歌山地裁に無罪を言い渡す
新たな証拠として、祭り会場に残された
紙コップのヒ素が自宅から発見されたものとは
異なると主張して、京都大学の研究所の
鑑定で「事件当時のヒ素鑑定方法は問題が
ある」として2009年7月に再審を請求していたが
2017年3月29日付で和歌山地裁により棄却
されました。

林眞須美の冤罪説に迫る!真実は解明された?闇に葬られた?

 

 

林眞須美死刑囚の起こしたといわれる
和歌山毒物カレー事件ですが・・・・

すでに裁判は終了をして死刑が確定して
いましが、冤罪の可能性が話題となって
います。

 

そもそも、林眞須美は逮捕当初から犯行を
否定しています。

 

カレーにヒ素を入れたという直接的な証拠が
なく状況証拠だけで有罪判決がなされたことや
状況証拠が不十分で疑わしいとも言われています。

 

さらには、林眞須美がヒ素をいれる動機が
ないことも挙げられています。

 

カレー鍋に混入されていたヒ素と同じ特徴の
ヒ素が林眞須美の自宅から見つかったのですが
当時の検査技術が精密ではなく同一のヒ素
ではなかったのではないかとも・・・

 

林眞須美が持っていたヒ素は住んでいた
地区のドラッグストア1店舗で売られていた
もので・・・

 

同じ地区の近隣住民たちもネズミやシロアリ
駆除のためにヒ素を買っており
林眞須美と同じヒ素を持っている近隣住民
は6軒ありました。

 

さらに、林眞須美宅にあったヒ素は当時
夫が容器に入れて施錠をしていないガレージ
置いていて、誰でも入ることができたのです。

 

裁判での状況証拠とされたのが・・・
午後12時20分から午後1時までの
40分間林眞須美がカレーの鍋を1人で見張り
をしていたためヒ素をいれる機会があった。

 

しかし・・・・ここで疑わいい点は
祭りが始まったのが午後6時で林眞須美が
午後12時から午後1時までの間にヒ素を混入
したとしてカレーライスが配られるまでの
4時間以上、誰も味見をしていないというのは
不自然だということです。

 

さらに林眞須美がカレーの見張り中には
次女がずっと一緒だったことが近隣住民と
次女の証言でわかっています。

 

もう一つの状況証拠は
林眞須美の家族はカレーを食べなかった。
ということ・・・

 

林眞須美は夫と長男と次女とカラオケに行き
長女と三女は自宅に残ったそうです。

 

夕飯も用意せずに急遽カラオケに行ったとの
のことなので長女と三女が夏祭りのカレー
を食べる可能性はあったはずなんですが・・・

 

林眞須美が疑われることになった
過去の事件があります。

 

林眞須美は過去に22件の保険金詐欺をしていて
儲けた金額は6億ともいわれています。

 

夫も死なない程度にヒ素を飲んで
高度障害保険金を受け取っていたのです。

 

これを聞くと小説「黒い家」を思い出します。

 

それを踏まえると・・・お金のためには
事件を起こすがカレー事件に関しては一切
お金が入ってこない上に自分に疑いがかかる
というのはわかっていたはずなのに・・・
そんな事件を起こすか?とも言われています。

 

しかし、キレやすい性格で住民と揉めて
いたために殺すまではなくてもちょっと
嫌がらせをしてやろうぐらいの気持ちだった
可能性も否めません。

 

さらに、近所の小学生が白いTシャツを
きたおばさんが一人でカレー鍋のところに
いたという証言をしているようですが・・・

 

当日、林眞須美は黒いTシャツにショート
カットでした。

 

実は白いTシャツい長い髪は次女だった
のでは?といわれています。
次女は非常に林眞須美に体型が似ていた
ようです。

 

さらに、ネットで噂されていることなので
全くの証拠もない話ですが・・・

 

当時、林眞須美の住んでいる地域でヒ素
中毒事件があったそうですが・・
その犯人が近所の小学生だったということ

 

林眞須美が逮捕当時から事件に関与した
ことを否定したまま、状況証拠だけで死刑が
確定したために多くのことがささやかれる
ことになりました。

 

結局は本当の真実は誰もわからないですね。
犯人のみぞ知るということでしょうか。